デザイン案件の利益計算|修正・提案時間まで含める方法

デザイン案件の採算は、制作時間だけで計算すると高く見えます。

案件探し、提案、打ち合わせ、素材確認、修正、書き出し、納品、入金確認までが一件の仕事です。

応募前に実質時給を出せば、報酬額が高く見えても避けるべき案件を見つけやすくなります。

報酬から先に引くもの

項目 金額・時間 確認場所
契約金額 要確認 募集・見積画面
プラットフォーム手数料 要確認 公式規約・受取見込額
有料素材・フォント 要確認 ライセンスと購入画面
外注費 要確認 見積書
振込手数料 要確認 公式ヘルプ
税の扱い 要確認 契約・支払明細

ランサーズの利用規約では、会員登録や提案登録は無料で、契約金額に対してクライアントとランサーの双方にシステム手数料が発生する条件を案内しています。

2026年9月10日の確認時点で、ランサー手取りの公式ヘルプには、ランサー側の手数料が契約金額の税込16.5%と記載されています。

ココナラの出品ガイドでは、通常サービスの取引完了時に販売総額へ22%の手数料をかけると案内されています。

手数料は変更される可能性があるため、応募・出品時に公式の受取見込額を確認してください。

全作業時間を一列に並べる

工程 記録する時間
案件探し・条件確認 分
提案・見積作成 分
打ち合わせ 分
制作 分
修正 分
書き出し・納品 分
連絡・入金確認 分

分で記録した時間は、合計を60で割って時間に直します。

以下は案件の採算を見るための計算で、所得税などの納税額は含めていません。

実質時給 =(契約金額-手数料-実費)÷ 全作業時間(時間)

採用されなかった提案時間も、月全体の採算では無視できません。

案件単位と月単位の二つで計算します。

例:3万円の案件でも時間で変わる

以下は計算方法を示す仮定です。

実在案件の条件ではありません。

契約金額30,000円、手数料等5,000円、素材費1,000円なら、作業前の残額は24,000円です。

合計8時間なら実質時給は3,000円です。

修正が増えて合計16時間になると、実質時給は1,500円になります。

報酬を上げられない場合は、修正回数、提案範囲、納品形式を契約前に限定する必要があります。

自分の見積もりで計算する:無料Excelシート

「修正が2時間増えたら、どれくらい手元に残る?」を、ご自身の見積もりで確かめたい方へ。

報酬・手数料・実費と、提案から納品までの作業時間を入力して、税引前の手取りと実質時給を3案で比べられる計算シートを用意しました。

まずは見積もりを1件入力し、修正時間だけを増やした案と比べてみてください。

0円・ZIP形式(Excelファイルと使い方)。パソコンでの利用を想定しています。

副業スタックへの会員登録や広告先への申込みは不要です。
BOOTH側のログイン条件はダウンロード画面をご確認ください。

初期値は架空例です。
税額・源泉徴収・段階料率やサービスごとの端数処理には対応していません。
実際の手数料と入金額は公式情報・明細で確認してください。

作成・計算確認:副業スタック/v1.0・初版2026年9月10日、検証更新2026年9月11日。
制作時の表計算エンジンに加え、Windows版Excel 16.0(Build 20326)で、9条件×3案の計27通りと保存・再読込を確認済みです(2026年9月11日)。他バージョンやスマホでの入力操作、他の表計算ソフトでの実動作は未確認です。

修正の上限を文章にする

「修正対応します」だけでは、回数も範囲も分かりません。

決める項目 例
修正回数 初稿後2回まで
修正範囲 文字・色・配置の軽微な変更
追加料金 構成変更、別案、素材差替え
返答期限 確認依頼から何日以内
納品形式 PNG、PDF、編集データの有無

例をそのまま契約条件にせず、案件に合わせて合意します。

著作権、商用利用、二次利用、実績公開の可否も確認してください。

コンペは不採用の制作時間も含める

コンペでは、採用前に制作時間が発生します。

月10件へ各2時間使い、1件だけ採用されるなら、採用案件の制作2時間ではなく20時間を分母にします。

採用報酬が高くても、参加回数と無償作業が増えると月の実質時給は下がります。

初心者が実績を作る目的でも、上限件数と期間を先に決めた方が続けやすくなります。

募集形式の違いはデザイン案件の比較を、応募前の確認順はデザイン案件の始め方で整理しています。

案件を探す前の全体像はデザイン案件の基本で確認できます。

確認日:2026年9月10日。